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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

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チェスのスーパー入門ページ

超初心者向け!チェスのスーパー入門ページ

切子工房 箴光独立切子士の好奇心備忘録>超初心者向け!チェスのスーパー入門ページ


どうも、わたくしスターウォーズのチューバッカこと、チェスバッカと申します。

chess.comのイベントに出てきたスターウォーズのチューバッカを模したチェスバッカ。

chess.com(チェスドットコム)というスマホのアプリで現在私はチェスを楽しんでいますが、イベントでたまにこうやってスターウォーズのキャラがコラボしたりすることがあります。



「チェス」で検索すると、パソコンでも一番上位にchess.comのパソコン版でプレイできるやつが多分表示されていると思います。


日本だけじゃなく、全世界の人とチェスで対戦できるアプリです。
(体感、インド人との試合が多いです)


最も世界で有名なチェスアプリの1つだと思われるので、皆さんもダウンロードしてみてください。





あとはチェスで検索すると、このduolingo(デュオリンゴ)のアプリも出てくると思います。

duolingo(デュオリンゴ)では詰将棋形式のチェスで学習していきます。

私もやったことありますが、こっちは詰将棋タイプの問題をひたすら繰り返し練習することで、チェスの上達を促すシステムで、こちらもかなり良いですね。





duolingoは元々言語を反復して練習するアプリで、私も趣味で中国語を勉強するためにスマホに入れていました。


ある時から急に言語だけじゃなくて「チェスのモードも出たよ!」って告知してました。





ガッツリ対人戦やCPU戦を楽しみたいならchess.com、まずは一人でパズル感覚の詰将棋から始めたいならDuolingoが良いかもしれません。


ちなみに両方のアプリとも制限はかかりますが、無料でプレイ出来ます。





以前書いた自分の記事の「国際的なゲーム、チェス」を見てもチェスの概要が書いてあるだけで、具体的にどうやってなんとなくチェスが打てるようになったかが書いていませんでした。


上のページも個人的に結構面白い読み物になっていると思うので、のちほどご確認下さい。


なので、今回は自分の備忘録も含めて超初心者向けに解説する記事を書きました。







将棋との違い



将棋をやったことがある人は多いと思うので、将棋と比較しながらチェスとはどういうゲームかルールを解説します。



将棋と同じく相手のキングという駒が王手をかけられた時に逃げ場が無くなるのが勝利条件です。



しかし、将棋と違い、相手のキングに王手をかけていない状態で相手のキングが動けない状態を作ったら引き分けになってしまうので注意です。


必ず王手をかけて詰まなくてはいけません。






チェスは駒がキング(将棋の王にあたる)とクイーンが左右対称にはなっていないので、先手と後手で盤面が逆になります。

チェス初心者向けの盤面全体と駒の名前。

黒側から見ると、キングの位置とクイーンの位置が逆転していることがわかります。


ちなみに先手は白、後手は黒の駒を使うことになっています。






後手の黒の方が相手の攻撃を受ける展開になって、初心者がやるには少しだけ難しくなるので、まずは先手の白側のみでCPUと練習しましょう



先手側の白の自分の立ち回りに慣れてきたら後手の勉強をすると良いと思います。






ちなみに私は独立してガラスの表面をカットして模様付けをすると言う、切子(きりこ:カットガラスの和名)という仕事で生計を立てています。

江戸切子の技術で作られた斉藤光が作る切子

一番左上のデザインが「クイーンズ・ギャンビット」という作品で、チェスをテーマにしてるんですよね。





こちらが側面から見た「クイーンズ・ギャンビット」というロックグラスの作品です。

チェスをテーマにした切子工房箴光、独立切子士斉藤光が産み出した傑作のクイーンズ・ギャンビット。

作品の製作意図の開示は「クイーンズ・ギャンビット」の製品ページに書いてありますが、真ん中の丸はポーンの頭の部分を表しています。



切子職人は全国に200人も居ない超レアな職業です。



更にその200人の中でチェスを融合させた作品を作っているのは日本全国で間違いなく私だけです。

チェスの論理的思考が生かされたエントリーモデルの切子。
底消し玉矢来タンブラー
チェスの論理的思考(無駄を削ぎ落として工数を抑えるロジック)が生かされた初心者エントリーモデル。





話を元に戻します。


将棋は割と攻めるために駒損をして無理やり攻めたりする場面もあるが、チェスは基本的には1個も駒を取られないように守りを固めて戦うのが基本です。


サクリファイスという駒損をしながら突破しようとする概念もありますが、かなり稀なイメージです。


というのも、将棋とは違って取られた駒は再利用できないので、相手と同等の価値を持つ駒の取り合い以外の駒交換は基本的に避けます。


駒の再利用が出来ない関係で将棋で言う飛車や角の射線を合駒(あいごま)で防ぐことが一切出来ません


将棋に比べて詰む時はあっという間に詰んでしまいます


クイーンという駒で相手のキングに対して王手(チェック)をかけていますが、将棋だったら黒丸のところに歩(ふ)を置いて簡単に防御できます。


しかし、チェスでは取った駒の再使用はできません。

この盤面は黒側にとって結構危険な盤面になっています。

チェスでは歩を打って射線を防ぐことは不可能で、すぐにチェックメイトして詰みます。

なので、無理やり何か駒を切って攻めるのはかなり稀です。


もし駒を切って、駒損をして攻める場合は、その先に確実にチェックメイト(詰み)の確証がある時くらいにしか駒を切ることはしません。


100%の守りを固めながら相手の隙を突いた一手でまずは相手の歩にあたるポーンを1個でも多く奪いながら戦います。





ちなみに相手の歩に当たるポーンを2個でも多く奪えば、70%くらい勝利を信じても良いくらい駒の価値が将棋に比べて高いです。


ポーンを3個奪えば95%くらい勝利という感じです。





駒の価値は長い歴史の中で以下のように点数がつけられるようになりました。


クイーン9点
ルーク5点
ビショップ3.5点
ナイト3点
ポーン1点


何百戦かやった体感から言うと、3点差がつけられた状態だと勝利はかなり厳しい状態という感じです。


つまり、うっかりビショップやナイトをタダで取られてしまうとほぼ負けを意識した方がいいくらいの感覚です。







チェスの駒の動かし方一覧



チェスの駒の動かし方を一覧にしました。



キング(将棋の王と全く同じ)

chess.comの画面を使ったチェスの駒の動かし方。キングの駒の動かし方は将棋の王と全く同じ。

将棋の王と全く同じ動き方をします。


チェスではチェック(王手)をかけて詰まないと行けず、相手のキングを全く動けない状態にしたらステールメイトと言って引き分けになります。




自分が白側で現在、自分のターンです。

具体的なステイルメイトの実例。

黒の直線でこちらの駒の攻撃範囲を書きましたが、相手の黒のキングの周囲1マスの動ける範囲をすでに全て封鎖しています。


これでもし、丸で囲んだお城のような駒のルークを右の丸印とかに動かしたら、次の相手のターンで相手はキングをどこにも動かせなくなるのでステールメイトで引き分けになってしまいます。

ステイルメイトでドローになった時。

コーチの言葉が英語でなんて書いてあるかは私にはわかりません。


絶対に勝ちの状況で引き分けにしてしまった私に対して、ものすごい罵詈雑言でお叱りの言葉を頂いていると思います。




多分、「何回も教えたのにふざけんじゃないわよ。使えないわね、この豚野郎」って言ってるんじゃないかな。



直感だけど多分、そう言ってるんじゃないかな。



人によっては「ご褒美だ!」と言って、生徒がステールメイトを率先して狙いに行くプレイスタイルになりかねないので、コーチも罵詈雑言を言うのは注意ですね。






彼女がなんて言ってるか気になって、朝4時44分にカラスの鳴き声で嫌な感じで目が覚めたので、AIに聞くことにしました。
チェスのコーチは優しい言葉を生徒に投げかけていた。

コーチ「とても面白いゲームの後、勝ちの局面からステイルメイト(引き分け)になってしまいましたね。一緒に振り返ってみましょう。」


だそうです。


私がAIに対して仕掛けた、音声じゃないのに「オッケー、グーグル」という小ボケと、チョスという言い方を変える小ボケはツッコまれず、完全に無視されました。






このように、こちらの駒がキング以外全て取られても、相手がうっかりステールメイトで引き分けにする可能性も大いにあります。


なので将棋と違って明らかに負けが確定している状況でも、ラストまで醜くあがきます。


持ち時間10分制のラピッドゲームのルールの場合、キングだけになって醜くあがいてるうちに相手の持ち時間が無くなって勝つというパターンもあるので、最後まで負けを認めずに醜くあがけばあがくほどチェスは良いです笑


将棋と違って、キングはかなり詰みやすいので、将棋経験者が最初にチェスをやるとあまりにも簡単にやられてしまうので驚くと思います。






クイーン

chess.comの画面を使ったチェスの駒の動かし方。クイーンの駒の動かし方は縦横斜めに無限に動ける。
縦横に無限に動ける飛車と、斜めに無限に動ける角の動きが出来る最強の駒。



クイーンが居ないとチェックメイト(将棋の詰みのこと)しづらくなる傾向がある。



相手に攻められて危ない時はクイーン交換を積極的にしかけて、お互いのクイーンを盤面から排除した方が生存確率があがります。



逆に自分が攻めてる時にクイーンが交換できる場面では、クイーンを交換しないようにするのが定石です。






ルーク(飛車と同じ動き):砦のような城壁のような形をしている。
chess.comの画面を使ったチェスの駒の動かし方。ルークの駒の動かし方は将棋の飛車と同じ。
縦横を無限に動ける飛車と同じ動き。


初期位置は画像の右下にあるとおり、一番端の香車の位置にいる。


一番隅っこにある関係上、他のすべての駒が動いた後じゃないと動き出せないので、試合の中盤から後半にかけて動かすことになる駒。


クイーン交換を行ったなら、ルークでチェックメイトをしにいくことになります。


ちなみにクイーンもルークも交換してお互いの盤面から消えた場合、残りの駒でチェックメイトはほぼできません。


その場合、ポーンをプロモーション(歩成り)させて新たにクイーンなどの駒を作成する試合展開になっていきます。


なので、クイーンとルークだけ別格でチェックメイトをしかけられる能力がある強い駒と認識すると良いです。


ルークの前のポーン(歩)を前に出していっても、ポーンは斜め前の駒しか取れないので、将棋のような棒銀のような攻め方はできません。


また一番端のポーンを初手の方から進めていくのは、かなり弱いムーブなのでほとんどの人はやりません。


将棋と一緒で、序盤に香車の前の歩を2マスいきなり進めるなんてことは弱い手なので絶対しないですよね。





ビショップ(角と同じ動き)
chess.comの画面を使ったチェスの駒の動かし方。ビショップのの駒の動かし方は将棋の角と同じ。
斜めに無限に動ける角と同じ動き。


ビショップは次に紹介するナイト(桂馬)より点数が若干高いが、ナイトとビショップはほとんど同じ価値なので、交換に応じても全く問題ない。


自分の使用感だとビショップよりもナイトの方が相手が想定していない変な動きで攻めに強いです。


わたしは相手のナイトと自分のビショップを交換できるなら積極的に交換しています。


点数で言うと、ナイト3点<ビショップの方が3.5点で若干有利とされていますが、多分それは上級者と上級者が戦う時にそう見えているのであると思います。


初心者から中級者くらいまでは、ナイト4点>ビショップ3点くらいの感覚でナイトの方が多分強く感じると思いますよ。





ナイト(桂馬):馬の形をしている。
chess.comの画面を使ったチェスの駒の動かし方。ナイトの駒の動かし方は将棋の桂馬と同じ。
将棋の桂馬の動き。

ただし、画像の通り、横方向にも後方にも戻る飛び方もできる


初心者が「チェスって難しいな」と思う最初の壁になるのが、このナイトだと思います。


というのも、横方向にも飛んだりできるので、相手の手を十分に読んで確認しても、想定外の動きで「その動きは想定していなかった!」となって一気に負ける時もあります。


将棋は桂馬同士の着地点が中央でぶつかるが、チェスでは1マスずれるので展開してもナイト同士で取り合うことは少ないです。


将棋の桂馬で王手飛車取りなどの両取り状態になることをチェスでは「フォーク」という。


ポーンでも両取りの場面ができることもあるが、フォークとは呼ばず、ナイトの時だけ呼ぶ。


これがキングとルークに対して、フォークしている状態です。

キングとナイトのフォークの瞬間の画像。

将棋で言う、角で王手飛車取りしたみたいな状態で、キングとルークに対してのフォークを1回決めるだけでその試合はほぼ勝ちになります。


このフォークが決まった瞬間に相手から「参りました」って言葉が出ても全くおかしくはないです。


また相手はクイーンでこちらのナイト(馬)を取れますが、こっちのナイトは遠くからビショップ(角)が効いているので、相手はクイーンでナイトを取ることができずにフォークが完全に決まっています。





ちなみに上のナイトとビショップの2点のみで開幕から速攻しかけにいく定石を「フライドライド・アタック(Fried Liver Attack )」と言い、対策を知らない初心者に刺さってほぼ勝ちを拾える「ハメ手」に近いです。



フライドライド・アタックは将棋で言う飛車の前の歩を出して、そのまま銀を出していく棒銀(ぼうぎん)に近いようなイメージです。


速攻の攻撃型であり、対策を知らない相手にはなかなか強力に技が決まります。


私はチェス中級者ですが、まずは必ずフライドライド・アタックを仕掛けにいきます。





ニンテンドースイッチの世界のアソビ大全51のチェスでオンラインで対戦するときにフライドライド・アタックをしかけるとほぼ100%勝てますね。

ニンテンドースイッチの世界のアソビ大全のチェスからやるといいのかもしれません。

ただ、フライドライド・アタックを防ぐムーブをされた場合は「あ、この相手チェス知ってるな」と気合を入れなおすという感じです。






ちなみにチェスの中では最も有名な定石と言っても過言ではないので、チェス初心者~初級者をハメて一瞬で勝負をつけに行くときに使う感じです。






軽くフライドライド・アタックのやり方をちゃんと説明しておきます。

フライドライド・アタックの定石のやり方
最初にクイーンの前のポーンを出す。

①でビショップ(角)を矢印の位置に出します。

②の矢印のラインで相手のポーンに対して圧力をかけている状態にします。

②のライン上にビショップが居ればいいので、ビショップが相手の攻撃を受けた場合、画像の通り、右斜め下に下げても、②のラインへの攻撃は維持されるので大丈夫です。

あとは馬の駒のナイトを③→④→⑤の順に出していくだけで、相手が対策をしなければ、キングとルークに強力にフォークが決まります。

相手が防いでくるパターンはCPU戦とかやってれば、実戦経験で学ぶと思います。


まずは初心者の人はよくわかんないけど上の手順をCPUに仕掛けてみて下さい。






下の盤面の場合、黒丸のポーンを守る駒が相手には1つもないので、こっちはビショップ(角)の援護が無くても、ナイト単体でフォークを決めることができます。

ナイト単体でもフォークは可能です。

フライドライド・アタックの定石に対して手痛いカウンターパンチを決める防衛側の定石もあります。



中級者以降はフライドライド・アタックは効かないどころか、フライドライド・アタックを仕掛けに行くこと自体危険な盤面展開を誘発する場合があります。






ちなみに、私は対人戦でインドの人にフライドライド・アタックを決めたら、チャット欄で英語でなんか言ってきました。



「良い手だね」って賞賛のチャットだと直感的にわかったので「わあ、海外の人に褒めてもらうとなんかすごい嬉しいなぁ」と思って


「Thank you!」


って返信しておきました。






あとで英語の文章を調べてみると、海外のネットスラングで「クソ野郎」という汚い言葉を言われていました。






奇しくも私が返答した「Thank you!」が正解となっていました。






ポーン(歩):頭が丸い形をしている。
チェスのポーンは1マス進めます。

動かすときは前に1マス(初期位置からは2マス進むこともできる)動かせる。

ポーンは初期位置からなら2マス進める権利があります。

初期位置からは2マス進めるので、初期の展開の時は2マス進ませることが多い。



ポーンの左右斜め1マス前の駒を取れて、正面の駒は取ることができない。



こんな感じでポーンは1マス斜め前に相手の駒がある時に、そこに移動して駒を取ることができますが、正面の駒は取ることができません。

チェスのポーンの動かし方。駒を取れるときは斜めに動ける。

相手の駒が斜め前に無ければ、斜め前に進むことは出来ません。


この画像のように左右の前方の2つの駒に攻撃を仕掛けているので、ナイトのように「フォーク」と呼ぶかと思いきや、ポーンの場合はフォークとは呼びません。


また両方取れる状態だとしても、1歩前に進む権利も当然残っているので、相手の駒を取らずにあえて一歩前に進ませるという展開も非常に多いです。




ポーンは前線を制圧するの仕事です。


将棋の歩にあたるが、将棋の歩よりも駒の価値がかなり高い意識が必要です。


ポーンをタダで2個でも取られたら70%くらい負けを見込んだ方がいいくらいの感覚です。




斜め前の駒を守れるので、基本的にはポーンを斜めにつなげて斜め前のポーンを守る展開する「ポーンチェーン」という状態を作ると強い。

ポーンチェーンは斜めにつなげるのを図解で話しています。

こんな感じでポーンを斜めに繋げることを「ポーンチェーン(ポーンの鎖)」と言います。


前のポーンを後ろのポーンが斜め前に攻撃出来る位置で守っている状態です。

それが繋がっています。




ポーンチェーン内に出来た自軍のマス目の空間は「自軍領域」という感じで、制圧が完了したという感じになります。


試合が膠着状態になったら、相手の隙を見つけ次第、ポーンチェーンを1列前に前進させて前線をじりじり押し上げると、相手の盤面が不利になっていきます。





最初の試合展開では相手の固い守りからポーンを1個でも多く奪うのが目的となる。






一番奥のマスまで進軍すると「プロモーション」と言って好きな駒に変身できる。

プロモーションは盤面の一番奥まで行くとできます。

盤面の本当に一番奥にポーンが歩いていくと、何でも良いので好きな駒に変身できます。

これをプロモーションと言います。




将棋の歩成りの「と金」になるのではなく、好きな駒に変身できます。


基本的には99%最強の駒のクイーンになります。


試合の最後らへんはお互いにポーンとキングだけの状態になる場面も多いです。





なので、試合中にポーンを1個でも多く取っておくことでプロモーションのしやすさに直結するので、それで勝敗が決することも多々あります。


あとアンパッサンっていうポーンの特殊な動きをする場合がありますが、あまり登場しない枝葉の葉の部分を説明しすぎても意味は無いので、今回は伏せておきます。







初心者が覚えるべきチェス用語、ルール



全てのチェス用語を紹介しているとわけがわからなくなるので、本当に必要な初心者が覚えるべきチェス用語を紹介します。


用語解説でありながらルール解説という感じです。




チェック

チェスでは合いごまできず、将棋と違ってすぐに詰みます。

将棋で言う王手のこと。

王手はかけているけど、まだ詰んでないということ。





チェックメイト

チェスの詰んでチェックメイトした瞬間の解説。

将棋で言う詰みのこと。


相手のキングはこちらのクイーンでチェックをかけられたが、こちらのクイーンは遠くからビショップ(角)が効いている。

逃げ場がないのでチェックメイトになっている。






リザイン

降参すること。将棋で言う投了のこと。






センター

盤面の中央の4マスのこと。

センターに駒が集まりやすい配置になっているので、センターを支配すると強い。

なので、初手はセンター付近のポーンを前に出す傾向があり、その後もセンター付近での戦いが続く。






オープニング

将棋と同じく、最初に陣形を組む定石がある程度決まっており、その駒展開をする最初の20手くらいまでのことをオープニングという。





ミドルゲーム

オープニングが終わった20手~40手くらいの試合展開のこと。





エンディング、エンドゲーム

ミドルゲームのあとの終盤の40手以降の試合展開のこと。






ステールメイト

ステイルメイトの例。

相手を詰みに行って寄せてたが、相手のキングが一歩も動けない状態を作ってしまった場合のこと。


将棋の場合は詰みになるが、チェスでは引き分けとなるので、詰みに行くときは注意。


逆に自分の勝ち目がなく、相手が詰むだけの状態になった場合でも相手のミスを誘ってステールメイトで引き分けにすることも可能。


ステイルメイトと呼んでも良さそうです。







タッチアンドムーブ

一度触った駒は動かさないといけないというルール。


チェスの国際規約になっている。


駒の位置を直すなら「直します」と宣言してから直す駒を触らないといけない。






キャスリング

特定の条件下ならキングとルークを同時に動かし、かつ、ルークが本来できない動きで守りを固めることができる権利。

※のちほど図解で説明します!


ナイトとビショップを動かした後、キングとルークにチェックはかかってない状態の時にキングを2マスルーク側に動かすことが認められる。


動かすと、その反対側にルークが飛ぶ動きをする。


最初の配置のキング側にあるルークでキャスリングすることを「キングサイドキャスリング」、 クイーン側にあるルークでキャスリングすることを「クイーンサイドキャスリング」という。






ギャンビット

相手に駒を取らせることで有利な展開を作る動きの総称。


日本語に言い換えると「肉切骨断(にくせつこつだん)」。


肉を切らせて骨を断つ。


クイーン側のポーンをギャンビットすることを「クイーンズ・ギャンビット」と言い、定石の1つ。






サクリファイス

ポーンの時だけギャンビットと言い、他の駒で価値の低い駒を取って点数を損しながらも盤面を突破しようとする動き。


先ほども言った通り、サクリファイスをするときはチェックメイトに持って行ける確証がある時にしかほぼやらないと思います。



初心者が覚えるべき用語はとりあえずは上記のものだけです。

あとはチェスを勉強していると色々用語が出てくると思うのでその都度調べて下さい。






実際の試合展開方法



駒の動かし方やルールはわかったと思いますが、どのように攻めていくのかがわからないと思うので、説明します。


用語の解説でもあった通り、盤面のセンターを自軍の領域として確保すると試合がかなり有利なので、お互いにまずはセンターを奪う駒の動かし方をしていくことになります。


下の画像の中央の黒で囲った4マスがセンターです。


私の場合ですと、初手は左側の馬のナイトを斜め前に出して画像の位置におく場合が多いです。

チェスのセンター支配の解説。
画像の位置のナイトが最も基本的なポジションになるので、とりあえずそこに配置するのが正解です。


ナイトの次に動ける先がセンターの2マスにかかっている状態となります。







中央部あたりからポーンを斜めにつなぐポーンチェーンを作ってセンターを支配すると強いので、それを目指すような動きをします。

チェスのポーンチェーンの仕組みと意味合い。

ポーンチェーンを作るために黒丸の位置にポーンを上げたいですが、先にポーンを上げてしまうと斜めに動くビショップがポーンに邪魔されて外に出れなくなります。



そこで、ポーンを前に出す前にビショップを外に出してからポーンを黒丸の位置に上げる流れになります。



キング(十字架のついた王冠)の前のポーンを上げると右側のビショップの斜めの道も開くので、ビショップを外に出してあげれば戦いに参加できます。







全ての駒をセンター付近に配置して戦える準備が整うと、ルーク(砦のマーク)とキング(十字架のついた王冠)の間に他の駒が何も無くなります。

チェスのキャスリングの解説。キングを2マス動かせる。

キングとルークがお互い初期位置で、間に駒が何も無くて、相手にチェックをかけられていない時に、キングは左に2マス動かせます。



そして、同時にルークはキングを飛び越えて反対側にワープして動かせます。



これをキャスリングと言います。

チェスのキャスリングをするときの解説画像。

キャスリングは1手でキングを左に特別に2マス動かせる権利です。





またキングを2マス動かすと端にあったルークがキングの反対側に、進撃の巨人の立体起動のようにぶっ飛んでくる動きをすることになっています。




これを1手で出来るので、実質3手くらいを1手に濃縮した特別なムーブです。





このキャスリングを行うことは守りを固める最も強い動きです。


なので、基本的には毎試合キャスリングを「必ず」行いたいです。


私的には将棋で言うと「美濃囲い(みのがこい)」にかなり近い感覚をキャスリングに感じます。





上の図だと初期にクイーンがあった側にキャスリングしていますので、クイーンサイドキャスリングと言います。






試合展開をまとめると、

センターを支配するのが目的だ

ナイトやポーンを早めにセンターに出して先に盤面の中心部の領域を確保しよう

ポーンを先に出すとビショップが出れなくなるので、片側は先にビショップを出してからポーンを出してポーンチェーンを作ろう

ナイトやビショップが中央付近に出揃うと、ルークとキングの間に空間が出来てキャスリング出来るので、守りを固めるためにキャスリングをしておこう

という感じになります。





実際はキャスリングまでにかなりの手がかかります。


上の流れを流暢にやっていると、相手から攻め込まれてそれの対応でキャスリングまで行えず、準備万端には出来ない展開になることも多いです。



基本展開は上の四角にまとめた感じになりますが、基本展開を全部行う前に駒の取り合いがセンターで起きるので、そこからの試合展開は完全にランダムでその場その場で最善の手を考えて打つことになります。





上の試合展開を頭に入れつつ、最初はCPUなどと対戦して駒の動かし方のミスをしながら一手戻すを繰り返して練習していけばいつの間にか対人戦もできるようになります。






チェスドットコムのレートの感覚

初心者ランクで対人で戦っていると「あれ?練習で戦っていたCPUの方が強くないか?」という感じで初心者同士の試合では勝てるようになってきます。


chess.comでは最初レートは600から始まったような気がします。


体感、大体レート900くらいまでが初心者って感じですが、chess.comは「チェスがしたい」という意思の元にアプリをダウンロードして全世界の人が乗り込んできているので、レート900でも結構みんな強いです。


それに比べると、世界のアソビ大全の相手は非常に弱く、chess.comで言うならばレート400くらいの最初のレート600より弱い人が集まっていると思います。





それで勝ち続けると中級クラスになってきて、CPUのような正確できつい一手をしてくる人に負けるようになってきます。


私の感覚だと、中級者はレート1200くらいからかなぁという印象です。


その中級クラスに入って負けるようになってきた時が「私はチェスのルールを知っていて少し打てますよ」と言えるくらいの感じかなぁと思います。






そこから先は定石の確認や相手をハメる技(ハメ手と言う)を事前に調べて理解しておくなど、マニアックな趣味の世界になっていきます。


チェスのライトユーザーくらいで良いやという人はそこらへんで一旦終了でも良いと思います。


将棋もチェスも考え出すと際限が無いので、どこかで自分で区切って楽しんでみて下さい。






「対人戦は緊張して、お腹壊しちゃうから嫌だよ」っていう繊細な人は毎日詰将棋が4問出来るのと、最初に見せたチェスバッカみたいな色んなCPUのキャラが居るので、それと対戦するのも良いと思います。

チェスドットコムの画面。

私も最近は手軽にプレイできるCPU戦しかやってません。







このクマさんはレート1250なので、中級者の私的には中級者相手としてちょうどいいくらいです。

チェスドットコムのCPUの紹介画面です。

多分みなさんはCPUのレートが900くらいの相手が一番練習相手に最適だと思います。



ちなみにこのクマは、

アメリカで有名な森林火災予防のキャラクター「スモーキー・ベア(Smoky Bear)」の超定番フレーズ "Only you can prevent forest fires."(山火事を防げるのは君だけだ) をパロディにして、



俺が山に火をつけるのを止めてみろ




というブラックジョークを言っているようです。




さっき私が書いたギャグの「コーチによる豚野郎の罵倒」のギャグセンスに、通じるものがあって笑いました。





CPUのレートが1800くらいになってくると上級者レベルで、レート2400くらいが世界のトッププレイヤーのレートという感じです。





初心者向けのチェスの練習問題



実際に私がプレイしていてちょっと面白い盤面がありましたので、問題として1つ載せておきます



以下の盤面で、私は次にビショップを動かして、相手のミスを突いた手痛い一撃を決める瞬間ですが、みなさんにはわかりますか?

チェス初心者向けに詰将棋を1つ問題として提示します。



この後の展開は以下の通りです。


①にてビショップ(角)で相手のキングにチェック(王手)をかけると相手のキングは必ず逃げる手を打たないといけません。

チェス初心者向けに詰将棋を1問用意。その解答。

相手のキングが逃げた後に、自分のビショップが動いてルークの②の道筋が開いて、相手の攻撃の要(かなめ)のクイーンをルークで取ることができます。



クイーンが9点、ルークが5点で、交換すると4点得します。



チェスでは3点得をしたら勝負が決まったと思っていいので、この時点でこのゲームの勝負はほぼ決まったという感じです。



みなさんはわかりましたか?







こういう理詰めで物事を考えるのは、切子でデザインを考える工程に似ています。


0から1を産み出してデザインを考えるので、普段からチェスをやることで少なからず、良いデザインを産み出す基礎にはなっているのかなと考えています。


このチェスのページの記事を読んだ後なら 「クイーンズ・ギャンビット」の製品ページをご覧頂くと多分理解出来るようになっていて面白いと思います。

クイーンズ・ギャンビットは江戸切子の技術を使った独立切子士・斉藤光の傑作です。

色々ギャグを交えてチェスを解説しましたが、本当はわたくし、社団法人日本工芸会という重要無形文化財(人間国宝)の先生が所属する超お堅い日本の伝統工芸の未来を担う団体に所属しているんです。


こんなギャグを盛り込んだチェスのページを作ってバレたら、偉い人達からふくろ叩きでお叱りのお言葉を受けて私自身がチェックメイトするかもしれません。


それでも私は私の人生をギャンビット(肉切骨断)、あるいはサクリファイス(犠牲)して、この記事を世の中に公開し続けます。


もし偉い先生方にお叱りの言葉を言われて、わたくしキング1人になっても最後まで醜くあがき続けて、タイムアップかステールメイト(引き分け)を狙います 。



誰がうまいこと言えって言った!
コラ、バカ!
(自分でセルフツッコミです)




このチェス漫談で笑えるようになっているということは、ちゃんとこのページを読んでチェスをプレイする下地が出来あがったということです!



チェスのように論理で組み立てたエントリーモデルのデザインの切子も見ていってください。

底消し玉矢来タンブラーはチェスの論理を積み重ねて作るようなデザインの切子です。
底消し玉矢来タンブラー





それでは!






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