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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

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高級時計の世界を勉強しよう| 初心者向け・全体像

高級時計の世界を勉強しよう| 初心者向け・全体像

切子工房 箴光独立切子士の好奇心備忘録>高級時計の世界を勉強しよう| 初心者向け・全体像


みなさんが生きていると好む好まざる関係なしに高級時計の話題をふられる機会も過去に何度かあったかと思います。


人によっては「高級時計の何が良いの?どこが良いの?」と全く興味も無い方もいると思いますが、だからと言って一切その世界について知らないのはNGです。


社会人では取引先、上司などがそういう話を好んでいた場合、ある程度の知識を入れて会話できるようにしておくと、有利に働く場面が多そうです。






私も高級時計ブランドの話を振られて全くのNO知識で一切の会話ができないという状況がありました。

コミュニケーション能力を上げるにはそういうブランドの世界を知る必要があると感じ、高級時計の世界を浅く勉強することにしました。


少し世界を理解して、視野が少し広がった気がするので、みなさんにも情報を共有したいと思います。






ちなみに切子(きりこ:カットグラスの和名)という美術品のガラスコップで独立している切子職人で、美術品の物作りの職人という点でスイスの時計職人に親近感を持っております。

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高級時計の世界に通ずるものがあると思います。







なぜお金持ちは高級時計を買うのか?本当の理由とは?



まず大前提として、本当のお金持ちと庶民が高級時計を買う理由が全く違うということを理解しなくてはいけません。


私たち庶民からしたら「お金持ちは見せびらかすために高級時計を買っているんだ。なんて嫌な奴だ」というようなイメージを持っていると思います。






実際のところは、本当のお金持ちは常に自分の身の回りに起こるリスクを常に考えています。


お金がいくらでもあるのに、お金が機能しない場面がある。

それが有事の時です。

革命、戦争などが起きた時にお金はその価値を失います。

大きな戦争が起きた場合は、銀行口座の凍結がまず行われるはずです。






現金3000万円などをアタッシュケースに入れて持ち運んで素早く移動することはできません。


そこで、本当のお金持ちは有事の時に手軽に多額の資産を持ち運べる手段を考えた結果、高級時計に行きつきました。


高級時計1本で2000万円などを手軽に持ち運べて、有事の際に資産を手軽に移動できます。





また、脱出用の飛行機などに順番で乗れない時とかに2000万円の高級時計を譲渡して優先して乗せてもらえるように交渉できます。

高級時計を持つことで生存確率が上がります。





そういう意味でお金持ちは見せびらかすためではなく、自分の命や家族を守るため、資産を素早く移動できるように保険として高級時計を買っています





なので、200万円くらいの時計ではお金持ちにとっては全くリスクヘッジになっておらず、つける意味がありません。


最低でも1000万円くらいの時計をつけることでリスクヘッジになりますので、本当のお金持ちはそれくらいの値段の時計をつけていることで判別できます。






記憶が定かではありませんが、映画「タイタニック」で脱出用のボートに女性と子供優先で乗るところを、お金持ちの男性が紙の札束を渡してこっそり乗船しようとするが「こんなもん役に立つか」と拒否されてボートに乗り込むのを拒否されてしまったシーンがあったような気がします。



この人ですね。
もし、高級時計や金の指輪だったら話は違ったのかもしれません。



その後、近くで泣いている全く知らない子供を連れてきて「この子は身寄りが居ないんです」と言いながら一緒に脱出用ボードにこっそり乗って脱出していた気がします。






一方で、庶民がいつも思っている「見せびらかすために高級時計をつけている嫌な奴」と思っている人は実は同類の私たち庶民の中の一部の人が背伸びして高級時計を買って見せびらかしていることが多いです。


わたしも知らない人が集まる飲み会で、実際に公務員の40歳くらいの男性が100万円くらいの時計を見せつけてきて自慢された経験があります。


その人は性格に難ありで、周りの人にとても迷惑がられて嫌がられていて、その人が居ないところでみんな不満の声を爆発させていました。


なので、一部の人間によって高級時計をつけている人は「嫌な奴」という感じの印象がつけられているかもしれません。


大人の趣味として嗜んでいる紳士で誠実なコレクターの方からしたら非常に迷惑な話なのかもしれません。






世界の高級時計ブランドの全体像



ここからが高級時計を浅く広く理解できる内容となります。


ブランド名と全体像を知っておけば、話の取っ掛かりはできるので細部は知らなくても社会人としてはそれで十分でしょう。






世界5大時計ブランドの名前を知ろう

世界5大時計ブランドというものが存在していて、明確に価格帯が違うので、そこで分類ができます。

とにかく5大時計ブランドだけ異常に高いとだけ覚えればOKです。



一番高級(世界5大時計と呼ばれる)

パテック フィリップ(PPと略す)


ヴァシュロン・コンスタンタン(VCと略す)


オーデマ・ピゲ(APと略す)


5大ブランドのうち、上の3つはさらに「世界三大高級時計ブランド」とされています。


ブレゲ


A. ランゲ&ゾーネ



下の中堅の区分とは値段の価格帯が全く違います。

この5社のブランドを身に着けている人は本当のお金持ちだと認識することができます。

超高級であるブランドだと、覚えておけば社会人の会話能力として十分です。






中堅

ジャガー・ルクルト(JLと略す)


パネライ


オメガ


ブライトリング


グランドセイコー(GSと略す)


庶民が頑張れば手が届くくらいのブランド。

一般庶民の高級時計の話題になると出てくるのがここらへんのブランドです。

通ぶってる人は略語で、PPとかAPとかVCとか使いたがりますので、略語も知っておくと会話に困らないかと思います。





ちなみに野球界の現役レジェンドのメジャーリーガーの大谷翔平選手は私物でグランドセイコーの時計をつけています。

遥かに高い時計を買えるはずではありますが、日本の高級時計ブランドを世界にアピールしており、また高すぎる時計を見せつけるわけでもなく、好感度しかありません。






番外

ロレックス
高級時計のシェアでナンバー1。


カルティエ
服のブランドだが時計も手掛ける。


シャネル
服のブランドだが時計も手掛ける。


ロレックスは世界5大時計ブランドに入っていません。

なので、番外の項目になっています。

ロレックスは機能性や実用性を重視した高級時計で、美しさを追求した高級時計とは方向性が違い、高級時計愛好家からは世界何代時計という区分で認識されていません。

(もちろん、美しさが評価されているデイトナなどもあったりしますが)

しかし、機能性や実用性があるので、高級時計のシェアは世界ナンバー1を取っています。







カルティエやシャネルなどは時計のブランドでは無く、服のブランドが時計を出していることもあり、それも番外と言った感じの扱いです。


これ以外にもたくさんのブランドがあると思いますし、本当に高級時計を好きな人でない限り、その全てを把握するのはまず不可能だと思われます。


会話のとっかかりとして、コミュニケーション能力を高める目的であれば、先ほどのブランドを頭の片隅に入れておけばいいでしょう。



「確か世界5大時計ブランドがあって、名前は忘れましたが、PPとかAPとVCとありましたよね?」

くらいの話のとっかかりを持てれば十分だと思います。







高級時計の動力について


あとは動力にクオーツ式と機械式というものがあります。

動力のことを高級時計の世界では「ムーブメント」と言います。





クオーツ式は電池で電子的に正確に時間表示を制御するというもので、一般的な安価な時計にもよく使われています。


機械式は、時間を正確に刻むムーブメントのからくりのゼンマイのネジを自分で巻くことで、電力無しで動く、からくり時計のことを言います。


特に、重力などの影響を無くして時間の誤差を無くす超複雑な機構のからくりを「トゥールビヨン」と言い、この機構が時計の中に入ると、金額が跳ね上がります。


トゥールビヨンの機構が入っていると言われたらその瞬間ものすごい高い時計であることが金額を聞かなくても判断できるようになります。



高級時計はムーブメントのからくり部分が時計の中で動いているのが興味深く、そこにロマンがあるものだと思います。






各社はこのムーブメントの型を作ることに専念しており、時計の外装とは別にムーブメントの型の発表をしています。

「このムーブメントの型に、この外装をつけました」という感じです。


これが時間を正確に刻むからくりのムーブメントのほんの一例です。



上の名前は販売される時計の名前ではなく、内部のからくりのムーブメントとして名前が存在しています。

竜頭を巻くと、この機械の色んな部分がチクタク動き出します。







私は高校生くらいの20年以上前の若い時にスイスの独立時計士の「フィリップ・デュフォー」さんという巨匠のドキュメンタリー番組を見たことがあります。


「毎朝竜頭を巻いて、時計に命を吹き込むのが良いんだ」というようなことをおっしゃっていて、その言葉が何十年経っても私の頭に残っています。


「シンプリシティ」という100万円くらいの作品をドキュメンタリー番組の中で紹介していました。

もうきっとだいぶ前の話ですよね。

私もこの方に強い尊敬の念を抱いていて、私が名乗る「独立切子士」という肩書もこのフィリップ・デュフォーさんの独立時計士をリスペクトしています。






高校生の時は「いつかこのシンプリシティと同じくらいの超高い100万円くらいの機械式の時計をつけられる大人になりたいな」なんて当時思いました。


今シンプリシティを買うとなると、プレミア価格とかになっているのでしょうか?


調べてみると、どうやらプレミアにプレミアがついてシンプリシティは現在中古品が3000万円~6000万円くらいで取引されているようです!

特別モデルは1億円以上で取引されているようです。

(そして、基本的には手放す人が居ないのでいつでも手に入れることが出来るわけではないようです)





えええ!?

大人になった今なら高校生の頃の自分の気持ちに答えて買えるかなと思ったらそんなことは全くありませんでした。

すごい高騰していて驚きました。






高校生の時にドキュメンタリー番組で見た時は確か100万円の価格でした。


確か「ごちゃごちゃした機能を削ぎ落してシンプルにすることで高級な機械式時計でも100万円という安い価格帯で買えるよ」という意味でトゥルービヨンなどの複雑な高級の機構を無くして、シンプリシティという作品名だった記憶があります。






少し話はそれましたが、ムーブメントであるトゥールビヨンの名前まで知ろうとすると相当なマニアになってしまうので覚えなくていいですが、そういう概念であることを理解しておけば社会人として会話には困らないでしょう。



高級時計の相当なマニアックな人は、トゥールビヨンに拘ってトゥールビヨンの名前まで正確に把握して、その話をするのが好きな人もいると思いますが、そこまでを知るのはコミュニケーション能力的には過剰かと思います。





機械のからくりであるので、経年劣化で時間が何日間で何分ずれるとかそういう状況も出てくるので定期的なメンテナンスが必要となります。


それを考えると電子制御のクオーツ型の方が実用性はあるでしょう。


ただ先ほども話した通り、フィリップさんみたいに「毎朝竜頭を巻くことで命を吹き込んで1日が始まる」というような大人を感じさせるルーティンに美学を私は感じますね。






以上の内容を知った上で「俺100万円のロレックス着けてるんだ」って言う人がいたらあなたはどう話せるでしょうか?


「ロレックスすごいですね!かっちょいいですね!大人になってお金に余裕がある人だけが楽しめる趣味ですよね。パネライやブライトリングとかのブランドもあることは知ってますよ!」




相手の「金持ちと見られたい」「すごい人に見られたい」という欲求を満たしてあげる言葉を選び、さらに会話が続きそうなとっかかりの言葉を相手に投げかけるという感じで私は会話すると思いますね。


さらに世界5大高級時計ブランドの名前を出すと、100万円のロレックスをコケにされたように思わせる可能性があるので、そこのブランド名は絶対に出さないのは鉄則です。




ほんの少し知識を入れるだけでとっかかりの会話ができるようになるので、他のブランドの世界も今後勉強しようと思っています。






私の本業の切子(江戸切子)の世界でも、高級路線寄りや庶民向けの工房の住みわけが存在します。


remember(ロックグラス)のペアグラス
100作品目記念作品のrememberロックグラスのペアグラス

こちらの作品なんかは高級路線ですが、庶民向け初心者向けエントリーも製作していますね。



切子(江戸切子)の世界でも、高級なグラスやブランド名を買うことで、そのブランドを自慢するような人も居ますので、高級時計の世界に通じるものがあると思っています。


切子の世界も面白いと思うので、作品を流し見していってもらえるとちょっと人生的に面白いかもしれません。





こちらから実際に作品を見ていってみましょう
切子工房箴光の製品一覧







それでは!







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